病児保育施設 おはなほいくえんについて

病児保育事業とは

病児保育事業とは保護者様の子育てと就労の両立を支援し、児童の健全な育成を図ることを目的として、お子さまが病気の回復期に至っていない期間又は回復期にあるため、集団保育等が困難な期間において、医療機関等の専用施設で一時的にお子さまを預かる事業です。

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おはなほいくえんイメージ子育てで最も親が困難を感じるのは、子どもが病気の時です。近くに頼れる人がいないなどの状況下においては、さらに不安を抱くことになるでしょう。

健康な時はもとより、病気の時はより一層の身体的・精神的に配慮された保育環境が求められます。

おはなほいくえんは、子どもにとって最良のニーズとケア環境を満たす保育の場として、また医療と保育が連携される地域の子育てセーフティーネットの役割を担っていきます。

翌日には元気に回復して、幼稚園・保育園・小学校に戻られることを期待して、スタッフ一同安全で安心な病児保育を行っていきます。

概要

おはなほいくえんは、地域に開かれた病児保育施設です。済生会病院の医療と看護に関わる専門集団の知識と技術を活かしながら、病児の保育環境確保と、子育て家庭の支援を図る病児保育の地域活動事業として開設されました。

<対象>
病児保育は、宇都宮市に居住しているか、県内13の連携市町の生後3か月から小学6年生までの子どもを対象とします。病気の治療中で、入院治療の必要はないが安静を必要とする子どもが、保護者の就労・傷病・冠婚葬祭などの社会通念上やむを得ない事情により、保育園などや家庭での安静が確保できない場合で、集団生活が可能な状態には至っていない子どもの保育・看護ケアを目的としております。病気の種類は感冒・消化不良症(感染性胃腸炎)など、小児が日常的にかかる病気や、麻疹・水痘・風疹などの感染性疾患、喘息などの慢性疾患および外傷性疾患(熱傷・骨折)などを利用対象としております。また、手足口病・伝染性紅斑等の感染症、不明な発熱や下痢・嘔吐等の感染症を疑う症状にも対応できるよう、それぞれに保育室を設けております。

事前に電話で予約をしていただき、利用当日に「病児・病後児保育事業利用申請書」とかかりつけ医の発行した「利用連絡票」をお持ちになっておいでいただきます。

【施設概要】

  • 経 営 者:栃木県済生会宇都宮病院
  • 名   称:病児保育施設  「おはなほいくえん」 定員 12名
  • 所 在 地:宇都宮市竹林町941番地3
  • 構   造:鉄骨造 地上1階建
  • 延 床 面 積:231.42㎡
  • うつのみやなでしこ保育園と併設

建築コンセプト

木のぬくもりを基調とした内装、部屋全体を囲む大きな窓に、のどかに広がる田園と柔らかく差し込む光が子ども達を包みこむことで、不安な気持ちを和らげます。感染対策には、陰圧を保持する空調システムの導入や引き戸を強化ガラスにして死角を作らない視認性を確保するなど、安心感が生み出す心地よい保育空間で、ゆっくりと体を休めるように、心身面での安静に配慮しました。

おはなほいくえんイメージ おはなほいくえんイメージ